完全自作DVアダプターを作る

配布は、手持ちが無くなりましたので終了します。(2009.04.22)

V01.04基板の情報

本アダプターは、受信した無線部ヘッダー情報を表示する回路、ヘッダー情報を設定する回路、そしてスピーカー を駆動するための音声アンプ回路は含んでいませんので注意して下さい。(回路図を見て下さい。)

USBコネクターをBタイプに変更しました。またV01.00の変更箇所を全て反映してあります。回路図のバージョンは、V01.04です。なお、新しい基板に関する情報は、旧基板と混乱を避けるため別ページで提供しています。URLは、基板の郵送時にお知らせします。
部品面
半田面

V01.00基板の情報

作業経過
10月24日付けで、変更申請が許可されました。
変更申請をしました。この変更申請に使用した諸元をアップしました。


回路図・部品表
  • 回路図
  • 部品リスト
  • 部品配置図


  • プログラムファイル
  • HEXファイル(2009.08.29 V03.08)

  • 制御プログラムは、V03.04以降を使用してください。
  • PCで制御するプログラム(2009.08.25 V03.04 DLL等も同梱しました。)

  • PCで制御するプログラムだけです。アップデートに使用して下さい。(2009.08.25 V03.05)

  • USBのデバイスドライバー

  • このバージョンから、MyCallを暗号化した文字列で設定するように変更しました。この文字列が必要な方は、当方まで連絡ください。

    PIC18LF4550のConfigの情報
    MPLIB IDEのConfig情報
    PICkit2等で書き込む場合は必要ありませんが、一部の書き込みプログラムでは、Configを設定する必要があります。この場合、この情報を参考に設定してください。

    アダプターのプリント基板
    基板のサイズは 101mm x 69mm です。タカチ電機工業のプラスチックケースSS-125に入るサイズです。また基板を固定する穴もこのケースに合わせてあけてあります。 部品面

    半田面

    一箇所パターンにミスがあります。RX用のVRの1番ピンを浮かすのを忘れていました。半田付けする際、VRの1番ピンをカットして半田付けしないで下さい。(赤線の○で囲った部分。)

    この基板の消費電力は約70mAです。電源供給はUSBバスもしくは電源用に配置したコネクターから供給します。なお、コネクターから供給する場合は、5Vの安定化電源から供給して下さい。(基板上には、5Vの安定化回路は実装されていません。)

    PIC18LF4550にプログラムを書き込むため、PICkit2を装着した状態です。5Vの電源は、アダプターを使用する際電源を供給するUSBケーブルから供給しています。

    PICkit2用のコネクター(ヘッダーピン)

    PCから本アダプターを制御するプログラムのスクリーンのスナップショットです。アダプターとの接続にはUSBケーブルを使用します。


    諸元
  • 変更申請に使用した諸元


  • 資料
  • PIC18LF4550
  • CMX589A
  • AMBE-2020
  • TMS320LC541B AMBE-2020のプログラムが書き込まれているDSPのデータシートです
  • AD73311
  • EXO-3(KCEXO-3) AMBE-2020とAD73311のクロックに使用しているクロック用水晶発信器
    ロジックICの74AC04と水晶に変更しました。


  • 使用部品の情報
    AMBE-2020 日本の正規代理店のインターニックス社から購入できます。最低個数は5個、単価は3300円+消費税です。
    AD73311 アナログデバイス社のオンラインショップもしくは、チップワンストップから、購入できます。
    PIC18LF4550 マイクロチップ社のオンラインショップもしくは、チップワンストップから、購入できます。
    CMX589AP4 CML社の国内正規代理店のコーンズドッドウェル株式会社経由で入手可能です。ただし最低購入個数は、10個です。(当方が購入したときの10個発注時の単価は、4,200円+消費税=4,410円でした。)このICには、DIPタイプ、SOPタイプがありますが、今回試作がしやすいことを考慮してDIPタイプのCMX589AP4を入手しました。コーンズドッドウェル株式会社 のWebページの「お問い合わせ」から、問い合わせれば、納期、金額等を教えていただけます。 支払いは、前払いとなっています。


    制作時の注意
    AMBE2020およびAD73311の半田付けの方法は、「電子工作の実験室」の「表面実装テクニック」が参考になります。また、AMBE2020の使用していない端子は、AMBE2020のプログラムが書き込まれているTMS320LC541Bが使用していますので、半田ブリッジにならないように注意してください。(半田付けしない方が良いかもしれません。)

    AMBE2020のピンの使用状態

    AMBE2020にクロックが供給されていない状態で電源を入れますと、200mAから300mAの電流が流れます。(正常な場合は、約20mAです。アダプター全体で70mA弱です。) この場合は、内部の発熱でICを破壊することがありますので注意してください。

    また、AMBE2020のピンに半田ブリッジがある場合、3.3V用に使用していますTA48M033Fの保護回路が働き(500mAです)3.3Vが供給されない場合がありますので、注意してください。

    雑音対策
    このアダプターは、電源をUSBバスから取るようにしているのですが、一部のPCでこの電源に低周波の雑音が乗ることがあります。コンデンサーマイクに直流を印加している回路からこの雑音を拾っているようですので、雑音が気になる場合は、下記図の対策をしていただくようお願いします。
    赤線で囲ったR30(2.2K)、C34(220u)を追加してください。


    IC-91AD対策
    ノードアダプターでIC-91ADを使用した場合、復調に失敗するとのレポートを海外から貰いました。本アダプターも同じ回路を使用していますので、対策の為、CMX589Aの13番ピンと14番ピンの間に1Mを追加しました。
    赤線で囲った抵抗1Mを追加してください。


    マイクゲイン対策

    マイクゲインが不足することに対する対策です。R13を撤去してください。赤線で囲った部分です。


    C7の値を4.7uFから47uFに変更しました。

    出力レベル調整
    ID-91で受信した信号のコールサインが表示されない場合は、R8の値を増やして下さい。100Kを500K/510Kに変更して下さい。

    履歴
    2008.12.01 C17を戻しました。
    2008.11.30 マイクのゲイン対策のため、R13とC17を撤去しました。
    2008.11.27 IC-91AD対策の為、CMX589AP4の13番ピンと14番ピンに1Mの抵抗を追加しました。またこれに伴い、PICのプログラムも変更しました。V01.09です。
    2008.11.21 IC-91とID-800では、周波数偏移の大きさが違うため、PICのプログラムで対策しました。V01.08です。
    2008.10.15 AMBE2020のピンの使用状態の説明を追加しました。
    2008.10.14 一箇所ミスがありますが、VR1の一番ピンをカットすれば問題ありませんので、基板の配布を行います。
    2008.10.13 基板の確認が終わりました。一箇所ミスがありましたが、半田付けをしなければ問題ないことを確認しました。
    2008.10.11 基板を受け取りました。
    2008,10.03 基板を発注しました。
    2008.09.29 基板のパターンの確認が終わりましたので、明日(9月30日)には、発注する予定です。
    2008.09.26 PICのオンボード書き込みができるように、PICkit2用の接続ピンをプリント基板に配置しました。
    2008.09.18 回路に問題が無さそうですので、この回路で基板を起こすことにします。
    2008.09.14 送受信共、正常に動作することを確認しました。
    2008.09.14 PIC18LF4550とCMX589Aの電源電圧(Vdd)を3.3V(AMBE2020と同じ電圧)に変更しました。
    2008.09.01 音声の復調に成功しました。
    2008.07.30 ノードアダプターの回路変更に伴い本アダプターの回路を変更中です。
    2008.03.28 暫定回路図(まだ、テストをしていません)をアップしました。

    2009年08月29日更新
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