ipipをインストールする

　IPoverIPと呼ばれる手法で、本来ルーティングされないIPアドレスのパケットを他のアドレスでカプセル化して、転送する手法です。例えば、44.xx.xx.xxのパケットを通常の商用ISPのネットワークを使用して転送することができます。 VPNの一種の手法と見なすことができます。この手法は、転送元と転送先どちらも固定IPアドレスを持っていることが必要です。
カーネルの再構築
ipipを使用出来るようにするためIP tunnelingのモジュールを組み込み、カーネルの再構築を行います。

make menuconfig

を実行します。ここで、Networking optionsを選択します。（下記図を参照）

IP: tunneingの< >とIP: GRE tunels over IPの< >にMもしくは*があるかどうかを確認する。

赤で囲った部分が、M もしくは * であれば、既に組み込まれています。空白であればスペースバーを押して、Mまたは*に変えて下さい。

この後、組み込む場合は、Exitで前の画面に戻り、下記画面が表示されてたらYes（Saveで終了する）で終了し、カーネルの再構築を行う。