vtundをインストールする

 ipipが、お互いに固定IPを必要としたのに対して、この手法は、一方が 固定IPを持っていればVPNを構築出来る手法です。ISPにppoeやpptpで 接続している場合にも、VPNをこの方法で構築出来ます。ppoeやpptpでの 接続はダイナミックIPですので(通常は、この接続方法が一般的です) 近くに固定IPを持った接続する相手が居ない場合は、当局までご連絡下 さい。 当局と接続することも可能です。
 インストールするためには、vtun、lzo、SSLのモジュールが必要です。これらの ファイルは、

  • vtunのホームページ

  • vtun-2.6.tar.gzをダウンロードします。
  • lzoのホームページ

  • lzo-1.08.tar.gzをダウンロードします。
  • OpenSSLのホームページ

  • openssl-0.9.7e.tar.gzをダウンロードします。

    1. まずlzoのインストールから始めます。ダウンロードしたファイルを解凍します。

    tar zxvf lzo-1.08.tar.gz
    cd lz0-1.08
    ./configure --prefix=/usr
    make
    make check または make test
    make install

    でインストールできます。

    2. 次にOpenSSLをインストールします。ダウンロードしたファイルを解凍します。

    tar zxvf openssl-0.9.7e.tar.gz
    cd openssl-0.9.7e
    ./config --prefix=/usr
    make
    make test
    make install

    でインストールできます。

    3. 次にvtunをインストールします。

    tar zxvf vtun-2.6.tar.gz
    cd vtun
    ./configure
    make
    make install

    でインストールできます。

    3. カーネルの再構築
    TUN/TAP Device Driverのモジュールを組み込むためカーネルの再構築を行います。

    make menuconfig

    を実行します。ここで、Network device supportを選択します。(下記図を参照)



    Universal TUN/TAP device driver supportの< >にMもしくは*があるかどうかを確認する。



    赤で囲った部分が、M もしくは * であれば、既に組み込まれています。空白であれば スペースバーを押して、Mまたは*に変えて下さい。



    この後、組み込む場合は、Exitで前の画面に戻り、下記画面が表示されてたらYes(Saveで終了する) で終了し、カーネルの再構築を行う。




    2004年12月27日更新
    CopyRight(c) 2004 All Rights Reserved.
    安田 聖(やすだ さとし)7M3TJZ
    E-mail: 7m3tjz@jk1zrw.ampr.org