同報通信

今回の震災時の活動にWiRES等の同報通信が有効であることは、皆さんが認めるところです。これに対して D-STARは、当初の生い立ちから電波の有効利用を一義的に踏襲してい関係で、国内では同報通信が行え る環境にないのが現状でです。震災時の通信手段は、複数の方法が確保されていることが理想であること から、東南海地震等が心配される現在、そろそろ、D-STARにも震災時に同報通信が行える機能を整備す る時期に来ているのではないでしようか。行政当局の対応が待たれるところです。
この同報通信の機能が提供されるのであれば、毎週行われているレピータを使用したロールコールを、非 常通信の訓練を兼ねて、全レピータを繋いで同報通信に衣替えする等、もう少し社会に役立つことができ るのではないかと思います。
この機能の整備に関しては、JARLやメーカー主導でなく草の根ネットワークのようなユーザー主体で、誰 でもが同報通信のアクセスポイントが提供できることが有効であることはWiRES等を見ても一目瞭然です。
レピータに同報通信の機能を備えるだけでなく、個人でも転送できる環境作りを始めてみませんか。

下記プログラムは、同報通信ができるプログラムのサンプルです。1つは、PCのWindowsで実行できる サーバーとクライアントプログラムです。もう一つは、Microchip社のPIC32MXのEthernet Starter Kit (DM320004) を使用した、サーバーとクライアントの例です。PIC32MXを使用していますので、PCは必要ありません。どちらも ソースコードをGPLとして公開していますので自由に改造してください。

dSqure (Conference) server & client

PC version
PC version

PIC32MX Ethernet Starter Kit (DM320004) version
dSqure (マザーボードとPIC32MX Ethernet Stater Kit DM320004です)
ノードアダプターV7が必要です。
Server
Client


参考資料
Pic32 Ethernet Starter Kit (DM32004)
FreeRTOS

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2011年12月02日更新
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安田 聖(やすだ さとし)7M3TJZ
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