サーバー構築情報

いよいよ、D-STARのレピータネットワークのサービスが始まります。このネットワークは、 デジタル音声だけでなくデータも転送出来ます。この機能を使用してサーバーを設置して 各種の情報の発信ができます。
皆さん、サーバーを設置して情報を提供しませんか。
注意 電波法の規定により「アマチュア無線業務」を逸脱した情報の発信・ 転送や、第3者通信(アマチュア無線の資格のない人の情報の発信・転送)はできませんので注意して 下さい。

ID-1を使用する場合の問題点

ID-1を使用して開設されているサーバーにアクセスする場合、現在の電波法の規定に より、相手のIPアドレス(またはドメインネーム)でアクセスするのでなく、 相手のコールサインと中継に使用しているレピータを指定してアクセス (D-STARの仕様です)する ことになります。また、現在のID-1の仕様(D-STARの仕様ではありません)では、 1対1でしか使用することを想定していません。このため複数のユーザーが同時にサ ーバーにアクセスした場合、正常な転送ができない場合もあります。


サーバーのためのソフト

上記問題点を解決するために、Linux用のソフトの開発を計画しています。
ID-1で受信した、パケットからその発信元のIPアドレスもしくはMACアドレスを 取り出し、またID-1のUSB端子から呼出元のコールサイン、中継に使用している レピータのコールサイン(RPT1とRPT2のコールサイン)を取り出し、この対応表 を維持し、ID-1から送信する場合に、パケットをID-1に渡す前に、この転送先の IPアドレスもしくはMACアドレスから、コールサインそしてレピータ情報を得、 この値をID-1に設定してからパケットを渡せば、上記問題点は解決します。
この機能を実現するためにTUN/TAPを使用してできないか現在テスト中です。

ID-1の設定


DDモードで使用する場合は、TXinhをOFFのします。左の図で赤色の線ので 囲まれた部分が緑色に点灯していることを確認する。

不特定多数からのアクセスに対して、サービスを提供する場合はID-1側で、「着信 コールサイン自動登録」をONに設定する必要があります。 赤色の線ので囲まれた部分が、ONであること。

この設定が無い場合は、アクセスされた局に返答を返すの でなく、相手局に設定されている相手に返答を返すことになります。


赤色の線ので囲まれた部分のコールサインに応答を返します。

この仕様がサーバーとして使用する場合ネックとなり最悪の場合、 サービスが提供出来なくなります。サーバーとして使用するため、上記の「自動応答」 を設定すると、例えばA局とB局が同時にサーバーにアクセスしてきた場合、A局 のアクセスに対して応答を返す前にB局がアクセスしてきた場合、本来A局に返すべき 情報をB局に返すことになり、正常なせービスができないことになります。
2005年01月05日更新
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安田 聖(やすだ さとし)7M3TJZ
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